2019年
4月
29日
月
山桜や、
山ツツジ。
・・咲き出しました!
ぱぁっと可愛い桃色の乱舞。
この色は
西湖に春が来てくれた知らせです。
濃い茶色や緑色しかなかった冬の樹海に。
4月のアタマまで雪が降ってた標高900m超えの寒冷地に。
春の訪れはホントに僥倖です。
薄かったり濃かったりする・・いろんな桃色が、ワーッと心に迫ってきます。
今、森のそこここで、冬眠していた野生動物もガサゴソゆっくり動き出し、
樹木の若芽も飛び出してくるタイミングを待っている時期です。
野鳥のさえずりも、ひときわ賑やかになってきています。
動き出しましたよ。西湖の森。青木ヶ原樹海。
ちょうど元号も、「平成」から「令和」になります。
4月から新年度に入ったハッピービレッジ・・今年度もどうぞよろしくお願いいたします!
2019年
3月
24日
日
3月ももう終わろうとしていますが、皆さんお元気ですか?
4月から新しい生活が始まる方も、多くいらっしゃるかと思います。
始まることは、ドキドキもし、同時にワクワクもし、微妙ですね。
そんな新たな季節の変わり目…どうぞじっくりご自分と向き合って、楽しんで下さい。
樹海の片隅では、そんな春がおとずれたしるしがありました。
ふきのとうが顔を出し始めたんですね。この季節ならではの風物詩でもあります。
酢みそ和えにしたり、天ぷらにしたり、ちょっと苦いけれど独特な味わいがある。
一説によるとそれを食べれば、冬に溜め込んだ体の毒素を消して、春バージョンに変えてくれるそうです。
自然の力は素晴らしいですね。
いつも自然からたくさんのことを教わってる私です。
2018年
4月
28日
土
春ですね〜。
新年度の始まりです。
こちらHappy Villageも活動時期に入りました。
樹海では桜が葉桜になったところです。
一番いい季節ですね。
銀竜草なんていう、不思議な腐生植物もちらほら顔を覗かせ出しましたよ。春の樹海名物です。今年はちょっと早めですね。
これから大型連休。みなさんどうお過ごしでしょうか?
森での癒しのひととき、山での開放感ーーなどなど。ここならではの自然を楽しみに、ぜひいらしてください。
2018年
1月
05日
金
2018年、新しい年が始まりました。
今年はどんな年になるでしょうか? どんな出会いがあるでしょうか?
みなさんにとって素敵な年となりますように。
Happy Villageはそんなみなさんに、富士の自然と物語の世界をお届けします。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2017年
7月
08日
土
暑い日が続きますね。
そんな中、7/5に地元小学校でお芝居の公演をしました。
私の大好きな演目のひとつです。
「せのうみものがたり〜命のつながりの巻」
物語は1200年前まであった湖・せのうみ(富士山の噴火でマグマが流れ込んで、無くなってしまった幻の湖です)の“或る村”を舞台に、主人公の少年が生きていくために命がけの経験をして、大人になっていくという内容です。
現代はいろんな文明の機器やシステムに囲まれて暮らしていますが、このお芝居の縄文時代の世界ではーー
「1日」は、日が昇ると始まり日が沈むと終わるという暮らし方。
人も他の動植物と同じように、生態系のサイクルの中で生きていました。
食べるものひとつとっても、全て自分で採って自分で加工していました。自給自足の最たるものですね。
主人公の少年は大人になる通過儀礼として、初めて男たちの狩りに参加します。大人の仲間入りです。もちろん最初は有頂天! けれどそこで待っていたものは・・
この続きは興味がありましたら、
どうぞ機会を作ってお芝居を観て下さい(笑)
その頃の生きていくという感覚がどういうものだったのか?
現代人の私達には、想像の範疇を超えることはできません。
けれど、こんな価値観・こんな世界観があるということを子供に伝えたくて、作ったオリジナル作品です。
不便は不幸せに通じることなのか?
便利になった現代社会は、逆に失ったものがあるのではないか?
最近では何かと話題に昇る、ブータンの穏やかで幸せそうな方たちの顔が浮かんできます。
さてではーー
汚れてしまった地球にすべきことは何でしょうか?
「エコ」?「ロハスな生活」?
耳障りのいい言葉が踊って、コマーシャル化しているものさえあります。う〜むと思われるものがあります。
とはいえ大きく構えても、現状はどうにもならないものばかりなんですね。
そこでーー
第一歩としては、形ではなく、意識の持ちようを変えることなのではないか?ということです。
私達は「自然に還れ〜」(笑)と言いたいわけではありません。
文明の機器やシステムがあるからこそ助かっているもの、便利になってるものもあるからです。
温故知新ということでしょうか。生活の中でいいものは取り入れ、無駄になっているものは捨てる勇気とでもいいましょうか。
そう。今現在、正しい答えはないのかもしれません。
2017年というーーあらゆる価値観があり、混沌としてしまったルツボな時代に生きている私達は、悩みながら試行錯誤しながら、歩を進めるしかないのでしょう。
そんな現状に本当に微々たるものであっても、一石を投じる機会として・・
このお芝居を観た子供が、今まで当たり前だったことを生活の中で見直す機会になったら、と思います。
この公演は、そんな一歩を踏みしめることが出来た、ありがたい時間となりました。