【H30年度 こんな活動をしました】

 

平成30年度が3月末で終わりました。5月からは令和となるということもあり、ハッピービレッジ設立から7年が経過したということもあり、ーーしっかり30年度を振り返りたいと思います。

 

以下、30年度に実施した活動です。(参加者の名前や写真などは、個人情報保護のため、失礼させていただきます。ご了承ください)

 

○富士山学習

地元小学校数校(富士吉田市、富士河口湖町)にて実施。

●富士山の自然や歴史、伝承などの授業を、写真やオリジナルの紙芝居などを使って、子供達にわかりやすいよう工夫して、学校で授業をさせていただきました。

●富士登山・・吉田口登山道の馬返しから5合目まで、遠足として登山。ここは江戸時代に盛った「富士講の道」でもあるので、「歴史的建造物である貴重な朽ちかけた神社や遺跡」、また「樹木や動植物」などを解説しながらの登山をさせていただきました。

 

○富士登山

他県の保育園、小・中学生や高校、大人の方などの参加で数回実施。

●吉田口登山道の馬返しから5合目までの歴史の道を登山。

●吉田口登山道の5合から頂上までの登山。

山小屋ではオリジナルの富士山の神話の紙芝居を上演し、楽しめるよう工夫しました。

 

○青木ヶ原樹海ガイドウォーク

地元小学校の課外授業として、また来県していただいた他県の小・中・高校の自然教室・修学旅行、など数校にて実施。また大人の他県来訪者の参加もありました。

富士山の山肌の地続きである麓(麓でも標高1000メートルあります)に広がる原生林・樹海。ここは私共の事務所がある一番のフィールドです。コースは様々(野鳥の森公園からコウモリ穴、西湖民宿村から竜宮やコウモリ穴等)でしたが、樹海にある溶岩洞窟の探検をしたり、森では野生動物(リスや鹿)を見たり、樹木の自然解説を聞いてもらったり意見交換したり絵を描いてもらったり・・参加者がのびのびできる工夫をし、共に素敵な時間を過ごすことができました。

 

○紅葉台登山

他県高校の参加などで、実施させていただきました。

 

○三湖台登山

地元小学生、他県高校生参加などで、実施させていただきました。

 

○三つ峠登山

地元小学生・保護者参加などで実施させていただきました。

 

○足和田山登山

他県中学生など参加で実施。

距離のある登山ですが、自然解説などを入れながら楽しく和気あいあいと汗をかくことができました。

 

○環境問題のワークショップ

地元小学生参加で実施。

「絶滅種だったクニマス」や「山の自然」「森の自然」などの環境問題をテーマに、湖や山・森をガイドウォークし、自然を考えてもらうワークショップをしました。子供たちも、地元にあった当たり前の自然に様々な問題点があり、大事にしなければならないという思いが芽生えたようです。とても貴重な時間となった活動でした。

(これは「子どもゆめ基金」「安藤スポーツ・トムソーヤ企画コンテスト」の助成金活動として実施させていただきました)

 

○「足和田村災害の学習」

地元小学生参加で実施。西湖の村で起こった半世紀前の自然災害をテーマに、オリジナルドキュメンタリー映画を見たり、災害体験者に当時の体験談をしてもらったり、質疑応答したりして、自然が豊かな地域だからこその「自然との共存」を考える学習をしました。

「当たり前にある生活が当たり前でないこと」を学んでくれ、これからの時代にあり得るサバイバルについても考えることができた、深い時間となった活動でした。

(これは「子どもゆめ基金」の助成金活動として実施させていただきました)

 

○不二せのうみ劇団・演劇鑑賞会(「不二せのうみ劇団」は当法人に所属する劇団です)

地元小学校、地元ホテル関係などで、「クニマス物語」「昔の炭焼きの話」のオリジナル大型紙芝居上演を実施させていただきました。

演劇とは、物語の中に入ってもらい、時間をタイムスリップし、想像力を膨らましてもらう・・素敵な学びです。それぞれとても深い学びの時間となりました。

 

以上が平成30年度のハッピービレッジの活動内容です。

年間を通して本法人のテーマである「自然環境保護」と「文化の伝承」は、例年通り楽しくじっくり実施できたと思います。それも皆様のおかげです。ありがとうございました。

 

31年度(5月からは令和)は、本法人がNPO法人という形になってから(その前からボランティアでほぼ10数年、このような活動はしていたのですが)、8年目となります。本当にあっという間の月日でした。

思えば私たちが活動し続けられたのは・・ひとえに参加の子供達から、たくさんの笑顔をもらえたからでしょう。それはこの活動を支えてくれた一番の力の源です。

初期の頃、共に山に登ったり森を歩いたりした子供たちが、気づくと中学生になっていたり高校生になっていたり社会人になっていたり・・驚かされることが度々あります。

そして私たちを見かけると声をかけてくれ、彼らが子供の頃に一緒に山に登ったり森を歩いたりした思い出話をしてくれるのです。それは本当に心から、嬉しいことです。子供はあっという間に大人になってしまうけれど、しっかり何かを残してくれている。

それが私たちの宝なんですね。(感嘆!)

 

平成31年度(5月からは令和1年度となります)もハッピービレッジは、丁寧にじっくり活動していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!