2014年
1月
06日
月
皆さん、お正月はいかが過ごされたでしょうか?
普段は会わないご親戚やご家族と会われたり、神社巡りをされたり、あるいはお宅でゆっくりされたり・・・職種によってはお仕事をされた方もいらしたかと思います。
今回の記事ではそんなお正月を振り返り、西湖の初詣のことをご紹介させていただきます。
まずは『初詣』の歴史を紐解けばーー
家の家長さんが大晦日の夜から元旦の朝にかけて氏神様の社に籠り、祈願する『年籠り(としごもり)』が『初詣』の始まりとか。
江戸時代の末期までは、氏神様またはその年の恵方の方角の寺社に詣でるのが多かったのが、明治以降、一般的には有名な寺社へ詣でることへと変わっていっているようです。
そんな中ーー
西湖の村人は変わらず元旦に西湖の神様たちを詣でます。
昔は大晦日の深夜、提灯やランプを下げ、氏神様・天王様・疱瘡神様・お地蔵様・山の神様・道祖神様・各一家衆がまつる神仏を巡ったものですが、初詣の日は時代が経つとともに元旦の陽が登ってからへと変わってきました。
それでも今、平日はほとんど人と出会わない神社に西湖の人々が集い、
「今年もよろしくお願いします!」
「よろしく~!]
あちこちで挨拶の声が飛び交い賑わいを見せる元旦の午前中はーー
まるでこの土地の深いところからエネルギーが湧いて
“昔『にしのうみ』と呼ばれていた時代” と ”今の『西湖』” が重なったかのように、
あたりは活気に溢れます。
では早速。
この土地を大事にし、また1年がんばっていこうと心を新たにする風習~西湖の初詣~を、ご紹介しましょう。