樹海の梅雨

梅雨入りしたこのところ・・

梅雨特有のカーッとした日差しが照りつけたかと思うと、ぱらぱら雨が落ちてきたり。

 

不安定な天候が続いていますがーー

青木ヶ原樹海ではこの季節になると、顔を見せるのがこの方。

毎年この季節にはここで紹介していますが、長い茎に乗ったものが龍の顔に見えませんか?

色も不思議です。白いような銀色のような透明なような・・

「銀龍草」

ギンリョウソウと言います。

光合成をせず、腐った有機物を菌類が介して栄養をもらい、生きている腐生植物。

あまり馴染みのない育ち方をする生き物です。

この存在の不思議さから、別名「幽霊茸」とも名付けられています。

 

枯れる時は「枯れる」のではなく、「いつの間にか居なくなる」・・つまり溶けて?消える!のです。

 

樹海のエコツアーなどで来てくれる小学生・中学生にこの銀龍草を紹介すると、みんな興味津々、深い関心を寄せてくれます。

樹海のそこかしこにひっそりと、けれど一度見たら忘れない銀龍草。

 

どうぞ一度見にいらしてください。今だけの季節限定です。