「Happy Villageの森の劇場」最終回の報告

やっと秋めいてきた今日この頃ーー

9月15日に実施したワークショップ・「森の劇場」の最終回の模様を書かせていただきます。

 

このワークショップは、子供たちに演じてもらう芝居の背景が“森の中”なので、1回目、2回目は実施場所も、樹海の中でも“とっておきの森”で開催しましたが、最終回の3回目は、西湖畔のキャンプ場で行いました。

 

ところが台風が近づいたこの日、小学生&中学生ーー大勢の子が集合してくれた時には、喋る声も聞こえないほどの大雨。ズァ~!!!

西湖畔で始める予定を変更。室内の大広間に移動しての開始となりました。

 

 

まずはお芝居の原作の読み聞かせ。

(「もりのなか」マリー・ホール・エッツ作)
主人公の「ぼく」が「森の中」で、次々といろんな動物に出会い、友達になり、散歩をする、というお話ですが。

 

外の雨も小雨になり、「ここは森の中・・・」と喋りだすとーー

キャンプ場の大広間から、さやさや森の木々がお喋りする「森」へと、子供たちはアッという間にトリップ。子供たちの別世界に入っていける能力って、やっぱりすごい。

 

それから森にはどんな動物がどう棲んでいるのか、写真を見せてお話をしてから、“動物になりきる役作り”をするための遊びをしました。

 

くまはどんな動物? リスはどんな声をしているの? 虫はどう歩く?
・・・みんな体を使って表現してもらいます。

 

お芝居には人間の少年と父親も出てきますが、人間だって動物だよね。

 

つまりこの時、キャンプ場の大広間はーーここ、“地球に住んでいる生き物たちの大集合”となりました(すんばらしい! 笑)

 

さてさてそれから芝居の開始。

 

人間の少年を先頭に、いろんな生き物達の“散歩の行列”のはじまり~、はじまり~。

 

楽器を弾きながらしっぽをふさふさ、りすさんのスキップ。コウモリは3匹もいて、空を悠々と飛ぶことがうれしそう。子供を連れてきてくれた大人だって、童心に還って思いっきり楽しんでくれました。

 

 

あたりの空気はとても濃密。畳の大広間は森となり、ーー生き物達の生きる力がイキイキと、うれしそうに飛び跳ねているかのようでした。

 

そしてお昼になると天気予報は見事に外れ、おひさまがニコニコ、顔を出してくれました。

・・・台風、来てたはずなのになぁ。

 

 

ケロケロ。
外に出ると、かえるが飛び跳ねていました。

「子供パワーだ、ケロケロッ」

かえるがそう言ったか、言わないか!?・・・

かえるを見つけた男の子たちは夢中になって、すぐさまかえるを追いかけていったとさ(笑)

 

追伸ーーそして最後に特質すべきは、このワークショ

      ップが終わった後のこと。

      中学生の子の号令で、小学生みんながほうきを持って、後片付けをしてく        

      れたことです。

      こうして3回シリーズの「森の劇場」、最後もしっかり子供たちがしめてくれ   

      ました。

      ありがとう、みんな! 今回も、みんなからたくさんのものをいただいた

      Happy Villageでした。

 

 

 

 

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