猛暑が続いた毎日ーー皆さん、いかがお過ごしでしたか? お盆が過ぎてこのところ、少し秋の気配が入ってきましたね。けれど大雨のところもあったりと・・・季節の変わり目は、何かと落ち着きません。
小・中学生はそろそろ新学期。宿題に追われる日々でしょうか?(懐かしいですね^^)
さて。そんな夏休み真っ盛りの8月18日(日)、「Happy Villageの森の劇場」というワークショップの2回目を開催しましたので、報告させていただきます。(1回目の様子は、前のプログに書かせていただきましたので、ご覧下さい)
猛暑真っ只中の日ーーまたまた元気な子たちが、集まってくれましたよ~。
お芝居(「もりのなか」という絵本を原作にした劇。ここに登場する動物達を、樹海に棲む動物に代えて、樹海版「もりのなか」の世界を創ります)の練習をする前に、森を歩いていくと・・・ムムム!?
面白いカタチの木に遭遇!(最初の写真)
子供たちは何でこうなったのか、ああだこうだと、木の人生(木生?)を推理します。
何かが重しになって曲がってしまったのか?ではその何かは何だったのか?
何人もの名探偵コナンが、樹海に出現しました(笑)。
木は人間みたいに動けないだけに、生きていくのに工夫するんだね。すごいね。
みんな木の気持ちになって、関心関心。
誰かがその木に、名前をつけました。
「クネちゃん」
「帰りもここにいるかな?」
「いるよ」
「それまで何してるのかな?」
「ここを通る人間観察」
お~。誰かが怖いことを言います(笑)
子供達のイメージ力は、クルクル巡り、全開!
何だか物言わぬ木たちが、わさわさと喋り出しそうな気配です。
それからしばらく、いろんな木に名前をつけて歩きながら、大室山の広場に到着。1回目の続きで、お芝居の練習を始めました。
「何の役、やりたい?」
前回と同じく、男の子はこうもりやムササビ等、飛ぶものに人気が集まります。女の子はフサフサのしっぽをつけたいがために、りすがお好み。
バサバサ、チョロチョロ、たくさんの動物が、にぎやかに樹海に出現!ナレーションをやりたい、などという、全体をまとめる役の男の子も出てきました。
人も動物も、そして木も・・・同じ地球に住む生き物。
そんなことが実感として、子供達の心に残ってくれたでしょうか。広々とした涼しい森の中で、子供達の想像力と笑い声だけが、広がり、響き渡っていました。
そしてお昼のお弁当の後は、森の世界を全く違う視点で見る、という遊びをしました。
まずは森に寝転がって、空を見る。
う~ん・・・世界が変わった!広い空。木の間から、木漏れ日がこぼれてキラキラまぶしい。
「宝石みたい!」
誰かが言いました。
次に虫眼鏡を使って、真逆の小さい世界を見る。
「蟻が卵を運んでる!」
「クモって、こんなカタチしてたんだぁ」
普段、見てはいるものの、虫眼鏡を使って拡大してみると、またまた違う世界が開けてきたのです。
じーっと、じーっと見る。その「ただ見る」って、すごいことなんですね。
マクロとミクロの世界を交互に見ると、まるで次元が変わってしまうかのようです。
子供はもちろん、大人も夢中になって、視点ひとつで変わる森の生き物の世界を、楽しんだのは言うまでもありません。
そんな樹海を舞台に、遊んだ1日。またまた子供たちからたくさんのパワーをもらって、心がやわらかく大きくひろがったステキな日となりました。
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